たくさんの思い出を話していくうちに、たくさんあった花火はどんどんなくなっていく。そして、残るは線香花火だけとなった。
「ねえねえ、線香花火が落ちていった人からさ、このあそ部のメンバーに対する感謝の言葉を言っていかない?」
真奈が火をつける前にそう言った。旬は「ええ〜、ちょっと恥ずかしくね?」と言ったが、香穂は「いいんじゃない?こんな時だからさ!」とノリノリだ。
「まあ、いいんじゃないか?感謝の気持ちはきちんと言葉にしないと伝わらないからな」
新もそう言い出したため、旬は「承知した」と言いながら線香花火に火をつける。パチパチと音を立てて地味ながらも美しい花が咲いていく。
先ほどとは打って変わって黙ったまま旬たちは互いの線香花火を見つめていた。そして、ポトリと一人の線香花火が落ちていく。
「あっ、俺だ」
新がそう言い、照れ臭そうに頭をかきながら口を開いた。
「ねえねえ、線香花火が落ちていった人からさ、このあそ部のメンバーに対する感謝の言葉を言っていかない?」
真奈が火をつける前にそう言った。旬は「ええ〜、ちょっと恥ずかしくね?」と言ったが、香穂は「いいんじゃない?こんな時だからさ!」とノリノリだ。
「まあ、いいんじゃないか?感謝の気持ちはきちんと言葉にしないと伝わらないからな」
新もそう言い出したため、旬は「承知した」と言いながら線香花火に火をつける。パチパチと音を立てて地味ながらも美しい花が咲いていく。
先ほどとは打って変わって黙ったまま旬たちは互いの線香花火を見つめていた。そして、ポトリと一人の線香花火が落ちていく。
「あっ、俺だ」
新がそう言い、照れ臭そうに頭をかきながら口を開いた。


