「そうだよな。大丈夫だよな」
そうつぶやく和の声は震えていて、今にも倒れてしまいそうだ。
「和、保健室に行ったほうがいい」
「なんでだよ。俺は平気だって」
「大丈夫じゃない。真っ青じゃないか」
裕之に説得されて、和は渋々教室を出ていった。
そのまま素直に保健室へ行くのか、それともどこかでサボるのかはわからなかった。
「アコはあの写真と同じ格好で死んでたって」
私は裕之にだけ聞こえる声で囁いた。
一瞬裕之の目が大きく見開かれる。
「まさか、あのメールのせいだっていうのか?」
「そうじゃないけど、でも……」
気になっていることは事実だったが、険しい表情になる裕之を見ていると最後まで言うことができなかった。
「あんな噂、聞かせるんじゃなかった」
そうつぶやく和の声は震えていて、今にも倒れてしまいそうだ。
「和、保健室に行ったほうがいい」
「なんでだよ。俺は平気だって」
「大丈夫じゃない。真っ青じゃないか」
裕之に説得されて、和は渋々教室を出ていった。
そのまま素直に保健室へ行くのか、それともどこかでサボるのかはわからなかった。
「アコはあの写真と同じ格好で死んでたって」
私は裕之にだけ聞こえる声で囁いた。
一瞬裕之の目が大きく見開かれる。
「まさか、あのメールのせいだっていうのか?」
「そうじゃないけど、でも……」
気になっていることは事実だったが、険しい表情になる裕之を見ていると最後まで言うことができなかった。
「あんな噂、聞かせるんじゃなかった」



