「ルージュ嬢、か…」

「どうかしたの?」

生徒会室でキース、レーウィスと共に仕事を片付けているところだった。

「この子、新入生代表を断ったみたいだ」

「へぇ、珍しいねぇ。うちの学園の新入生代表なんてそうなれるものじゃないのに」

「ルージュ嬢か…、聞いたことない名前だな」

「あぁ、この子は平民だからな」

「えっ、平民なら尚更、新入生代表に選ばれるってすごいね」