バロン・タガログはフィリピンの男性用民族衣装で、テルノは女性用民族衣装です。主に結婚式や公式なイベントで正装として着られています。

この民族衣装が着られるようになったのはスペイン統治時代が始まりとされていて、ヨーロッパぽさもあるデザインとなっています。バナナの葉やパイナップルの葉を原料に使われているため、麻のようなハリと光沢があります。

バロン・タガログは透け感のある薄いシャツで、クリーム色の布地の胸元には同系色の繊細な刺繍が施されています。何故透けているのかと言うと、武器を持っているかそうでないかがパッと見ただけでわかるからだそう。スペイン統治時代には、武器を持っていないことを示すために着用が義務付けられていたそうです。

テルノは袖が蝶が舞うような形をしているバタフライスリーブで、スカートは足首まであるロングスカートです。胸元からスカートまで刺繍が施されており、美しく上品な衣装となっています♡

高級ホテルやカジノでは、テルノを着た従業員さんが出迎えてくれるところもあるそうですよ!