「お嬢様は、目玉焼きですね。サニーサイドアップ。いつものように潰したら黄身がトローリ状態にしています」
「ありがとう、カルラ。あなたは、半熟卵?」
「今朝は、何かそんな気分なんです。さあ、こちらもどうぞ」

 彼女は、食堂にある四人用のテーブル上にサラダやスープ、それからパスタとパンの入っているカゴを手際よく並べ始めた。

「食後は、フルーツとヨーグルトです」
「バッチリね」
「夕方は、サンドイッチとスープでよろしいですか?」
「ええ、もちろん」

 さっそく席につこうとすると、カルラがじっとわたしを見つめていることに気がついた。

 彼女は、控えめに表現しても美人すぎる。しかも、スタイルがよすぎる。