「いいよ、もう」
そのとき、なぜかアレックスがつぶやきとともに力なく椅子に腰をおろし直した。
「呼び方は、殿下でいいのね。了解。ねぇ、殿下。もしかして、白馬?」
「ええっ?」
簡易テーブル上にさらに身をのりだすと、アレックスの美貌にキョトンとした表情が浮かんだ。
まぁ、碧眼がきれい。
真夏のうだるような空の色と、まったくおなじ色だわ。
思わず、簡易テーブル越しに彼の顔に自分の顔を近づけていた。
「は、白馬って?」
「決まっているでしょう?」
逆光で、彼の瞳に映っているものがよく見えない。さらに顔を近づけてみた。
肘がだれかの紅茶のカップにあたって倒れたけれど、カップの中身は空だったのでセーフだった。
真っ白いテーブルクロスに茶色いシミを作ったら、カルラに殺されるところだったわ。
そのとき、なぜかアレックスがつぶやきとともに力なく椅子に腰をおろし直した。
「呼び方は、殿下でいいのね。了解。ねぇ、殿下。もしかして、白馬?」
「ええっ?」
簡易テーブル上にさらに身をのりだすと、アレックスの美貌にキョトンとした表情が浮かんだ。
まぁ、碧眼がきれい。
真夏のうだるような空の色と、まったくおなじ色だわ。
思わず、簡易テーブル越しに彼の顔に自分の顔を近づけていた。
「は、白馬って?」
「決まっているでしょう?」
逆光で、彼の瞳に映っているものがよく見えない。さらに顔を近づけてみた。
肘がだれかの紅茶のカップにあたって倒れたけれど、カップの中身は空だったのでセーフだった。
真っ白いテーブルクロスに茶色いシミを作ったら、カルラに殺されるところだったわ。

