「なんだって?」

 アレックスが急に立ち上がったからビックリした。

「落ち着け、アレックス。いまレディたちがいったようなことは、ぜったいにない。王宮で見かけたことのある奴が、『そんな気は起こらない』というようなことをきっぱり断言していた。ゆえにあーんなことやこーんなことは、絶対に起こりえないというわけだ」
「ちょっと、ロボ。そんなこと、わざわざ伝える必要ある?違うのよ、アレックス。あの連中は、わたしのランニングの恰好を見ただけで判断したのよ。普段着だったら、もっとこうセクシーっていうの?そそられる?とにかく、連中もかんがえなおすはずよ」

 そんなふうに言い訳をしている自分が不思議でならない。