魔王子さま、ご執心!④ ~一途な魔王子さまは永遠の愛を誓う~

 頭を刺すような痛みに、耐えきれずに声が漏れる。


 いつもはフードさんが痛みをとってくれていたから、痛みへの耐性もなくなっていた。
『大丈夫か……?』
『妖術の拒絶反応だ』


 そういえば、フードさんはこの頭痛が、妖術によるものだって言ってた。


 でも……夜明さんの話では、私には妖術はかけられていないはず。


 この頭痛は、一体……。


「鈴蘭!? 大丈夫か……?」


「は、はい……少ししたら、治ります……」


 頭が……割れそう……。


「頭痛か?」


「はい……何かを思い出そうとするたびに、頭が痛くなって……」


「そうか……なら、何も思い出そうとしないことだ」


 え……?


 頭を押さえたまま、顔を上げる。