魔王子さま、ご執心!④ ~一途な魔王子さまは永遠の愛を誓う~

 そうだよね……どんな理由があったにせよ、彼が夜明さんを陥れようとしているのは事実なんだ……。


 夜明さんは絶対に、私に嘘をつかないから。


 夜明さんがそう言うなら……すべて本当なんだと思う。


「お前だけは、俺のそばにいてくれ……」


 耳もとで囁かれた、今にも消え入りそうなほど弱々しい声。


 まるで縋るように抱きしめる腕に力を込めた夜明さんに、胸が痛んだ。


 夜明さんがこんなに不安になっているんだ……もう、フードさんのことを考えるのはやめよう。


 いつだって、私のことを守ってくれる夜明さんを……今は私が支えてあげたい。


 みんな離れていって、ひとりで孤独だったはずだから。


「当たり前です……!」