魔王子さま、ご執心!④ ~一途な魔王子さまは永遠の愛を誓う~

「……それも、あいつの作戦だろう」


「え?」


「鈴蘭に優しくして、鈴蘭を味方につけようとしていたんだ。鈴蘭は……女神の生まれ変わりだからな」


 ……なる、ほど。


 夜明さんの言う通りなら、確かに辻褄は合う。


 フードさんは……女神の加護という力を、手に入れたかった……?


 でも……それなら、どうして私に妖術をかけなかったんだろう。


 他のみんなに妖術をかける前に……まずは私を狙うべきだと思う。


 フードさんが、私にだけ妖術をかけなかったのは、どうして……。


「頼む……あいつに、騙されないでくれ」


 ぎゅっと、力強く抱き寄せられた。


「俺のことを俺だとわかってくれているのは……お前だけなんだ……」


 夜明さん……。