魔王子さま、ご執心!④ ~一途な魔王子さまは永遠の愛を誓う~

 どうしてこの人が……夜明さんと同じことを言うんだろう……。


「何か欲しいものがあれば、遠慮なく言ってくれ。お前の頼みや願いなら、なんだって叶える」


 そのセリフも……。


 フードさんが、夜明さんに重なってしまう。


 違う……この人は夜明さんじゃない。


 そうわかっているのに、どうしてもこの人から、夜明さんの面影を感じてしまう時があるんだ。


 嫌だ……。


 こんなの、夜明さんへの裏切りだ……。


「あの……お願いが、あって……」


 私の言葉に、フードさんはなぜかぱあっと顔を明るくさせた。


「ん? どうした?」


 私が何をお願いすると思っているのか、嬉しそうなフードさんに罪悪感が込み上げる。