その瞳に見つめられると……心が、揺らぎそうになる。
悪い人ではないのかもしれない、とか……この人にも、何かわけがあるんじゃないか……とか……。
そんなことを思うたび、夜明さんを裏切っているみたいで……罪悪感に襲われた。
ダメだ……私は、夜明さんの味方でいたいのに……。
「も、もう平気です……ありがとうございます」
「そうか……よかった」
安心したように、口もとをゆるめたフードさん。
「ああそうだ、鈴蘭……今日も花を用意した」
花……?
さっき目が覚めたばかりで気づかなかったけど、部屋の隅にある花瓶を見ると花が変わっていた。
「バラ……」
真っ白の綺麗なバラが、何輪も集まって飾られている。
綺麗……。
悪い人ではないのかもしれない、とか……この人にも、何かわけがあるんじゃないか……とか……。
そんなことを思うたび、夜明さんを裏切っているみたいで……罪悪感に襲われた。
ダメだ……私は、夜明さんの味方でいたいのに……。
「も、もう平気です……ありがとうございます」
「そうか……よかった」
安心したように、口もとをゆるめたフードさん。
「ああそうだ、鈴蘭……今日も花を用意した」
花……?
さっき目が覚めたばかりで気づかなかったけど、部屋の隅にある花瓶を見ると花が変わっていた。
「バラ……」
真っ白の綺麗なバラが、何輪も集まって飾られている。
綺麗……。

