魔王子さま、ご執心!④ ~一途な魔王子さまは永遠の愛を誓う~

「うん、おじゃましてるよ。1年生組で話したいこともあるだろうから、鈴ちゃんとは後で話そうと思って」


 ソファに座りながら、笑顔を向けてきた百虎。


「……それに、ふたりとも話したかったし」


 顔色を変えた百虎に、俺も隣に座った。


 何か、報告することがあるんだろう。


 妖術を解く方法が見つかった……というわけではなさそうだ。


「鈴ちゃんがどうして白神の部屋にいたのかわかったよ」


「何……?」


「夜明、鈴ちゃんのために部屋に図書室の本届けさせてたでしょ?」


 百虎の言う通り、図書室の出入りを禁止してから、鈴蘭が読みたい本を定期的に届けさせていた。


「どうやらそこに、鈴ちゃん宛のメッセージを挟んでいたみたい」


 ……盲点だった。