そこに、鈴蘭をイメージして選んだ白い花を飾っていた。
「ああ」
鈴蘭は花が好きだから、少しでも目の保養になればと思ったが……気に入らなかったか……?
「あ、ありがとう、ございます」
お礼を言ってきた鈴蘭に、目を見開く。
……嫌だったわけでは、なさそうだ。
よかった……。
鈴蘭の中で、今の俺は不審人物以外の何者でもないだろう。そんな相手に礼を言うなんて……鈴蘭はどこまでもお人好しな人間だと思う。
本当は……今も俺が、怖くてたまらないだろうに……。
「なあ……」
「は、はい」
「できれば……名前で、呼んでくれないか」
いつも、鈴蘭が俺を呼ぶ時は、『あの』か『あなた』だ。
「ああ」
鈴蘭は花が好きだから、少しでも目の保養になればと思ったが……気に入らなかったか……?
「あ、ありがとう、ございます」
お礼を言ってきた鈴蘭に、目を見開く。
……嫌だったわけでは、なさそうだ。
よかった……。
鈴蘭の中で、今の俺は不審人物以外の何者でもないだろう。そんな相手に礼を言うなんて……鈴蘭はどこまでもお人好しな人間だと思う。
本当は……今も俺が、怖くてたまらないだろうに……。
「なあ……」
「は、はい」
「できれば……名前で、呼んでくれないか」
いつも、鈴蘭が俺を呼ぶ時は、『あの』か『あなた』だ。

