魔王子さま、ご執心!④ ~一途な魔王子さまは永遠の愛を誓う~

 あとは……鈴蘭が目覚めるのを待つだけだ。


 目が覚めて俺を「夜明さん」と呼んだ鈴蘭を見て、口もとがニヤけそうになるのを堪えるのに必死だった。


 これで――鈴蘭は俺のものになる。


 


 黒闇神に見つかって、鈴蘭を連れ去られることは当然想定内だった。


 どう考えたって、鈴蘭の周りのセキュリティを考えると、妖術をかけるくらいの時間しか確保できない。


 だが……妖術さえかければ、すべてこっちのものだ。


 俺を黒闇神だと思っている今の鈴蘭なら……自発的に俺のもとに来てくれるだろうからな。


 きっと今頃、鈴蘭が逃げださないように寮に閉じ込めて見張らせているだろう。


 その間に俺は、鈴蘭とふたりで過ごせる……誰にも見つからない場所を探した。