魔王子さま、ご執心!④ ~一途な魔王子さまは永遠の愛を誓う~

 鈴蘭が借りる予定の本にメモを差し込んでもらって、思ったよりも簡単にメモを届けることに成功。


 そこからはとんとん拍子に進み、無事に鈴蘭を誘拐することに成功した。


 妖術をかけ……眠りについた鈴蘭を見つめて、俺はほくそ笑んだ。


 これで……妖術がうまくかかってさえいれば……。
『それじゃあ、あたしたちの記憶も消してちょうだい』


 俺たちは黒闇神の能力を知っていたため、妖術師に今回の作戦の詳細についての記憶を消すように頼んだ。


 一瞬意識が飛んだが……次の瞬間には、どうやって鈴蘭を誘拐して、妖術をかけたのか、記憶が完全に消えていた。


 わかるのは、鈴蘭が俺を黒闇神と思い込むように妖術をかけたという事実だけ。