魔王子さま、ご執心!④ ~一途な魔王子さまは永遠の愛を誓う~

 そんな、しょうもない理由だった。


 それだけで……こいつはここまで、鈴蘭を恨んでいるのか……?


 恐ろしい執着だ……。


 鈴蘭も、まさかそんなちっぽけな理由で恨まれるなんて、同情せざるを得ない。
『あたしだって、毎回あいつと比べられて惨めな思いをしてるのよ。あいつさえいなければ、可愛いってもてはやされるのはあたしなはずだったのに……』


 その話を聞いても、少しもかわいそうなんて思えない。


「逆恨みにしか聞こえないが?」
『……あたしに騙されたくせに、何が言いたいの?』


 俺の言葉が癇に障ったのか、声を低くした星蘭。


 こいつのご機嫌をとるつもりはないが……。


「……いや、何も。今はお前と争うつもりはない」