魔王子さま、ご執心!④ ~一途な魔王子さまは永遠の愛を誓う~

 顔立ちが整っていることもあって、容姿だけ見ると冷たい印象を受けるのに……こんな柔らかい微笑みを浮かべる人なんだ……。


「妖術は解けないが、痛みは防げるらしい」


「ありがとう、ございます」


 やっぱりこの人が痛みを消してくれたようで、お礼の言葉を口にした。


「今みたいな痛みがあれば、いつでも言ってくれ」


 本当に……わからない……。


 この人の、目的が。


 私の身に、何が起こっているのかも……。


「あの、あなたは……」


 何が、真実なのかも……。


「俺は……」


 私の質問に、彼はふっと微笑んだ。


 その笑顔が、まるで何かを諦めたような笑顔に見えた。


「……夜明だ」