魔王子さま、ご執心!④ ~一途な魔王子さまは永遠の愛を誓う~

 今までで一番ひどい痛みが走って、頭を押さえる。


「どうした……!?」


「す、少しだけ、頭痛が……でも、平気です……」


 まるで鈍器で何度も叩かれるような痛みだった。どうして……さっきから、何かを思い出そうとするたびに、頭痛が……。


 こんな痛みが続くと思うと、気がおかしくなりそう。


 そう思った時、突然頭を撫でられるような感触がした。


 途端、すっと痛みが引いていく。


 え……?


「……これでどうだ?」


「……あ……楽に、なりました……」


 痛みが……全くなくなった。


 彼が……何かしてくれたのかな……?


「そうか、よかった……」


 心から安心したように、口もとをゆるめたその人。