魔王子さま、ご執心!④ ~一途な魔王子さまは永遠の愛を誓う~

 真顔のまま黒髪の人に発言している司空さんは、やっぱりいつもの司空さんと違うように見えた。


 司空さんは、どうしても私を拘束したいのかもしれない。私がここから逃げだすと思っている……?


 また拘束されると思うと怖くて、視線を下げた。


「鈴蘭のことに関しては俺が決める。お前に口出しする権限はない。……もう出ていけ」


 え……?


「夜明、あなたはことの重大さを……」


「出ていけ」


「……。失礼します」


 さっきから……どうしてこの人が私のことをかばってくれるんだろう……。


 この人の目的はわからないけど……私が逃げだして困るのは、この人のほうじゃないのかな……。


 司空さんが部屋から出ていって、ふたりきりになった。