魔王子さま、ご執心!④ ~一途な魔王子さまは永遠の愛を誓う~

 手足を拘束されていることもあって、さっき以上にこの人が恐ろしく見える。


 私はここから逃げられない。


 夜明さん……助けて……っ。


 心の中で叫んだと同時に、なぜか目の前の人の顔が歪んだ。


 すっ……と、私に手を伸ばしてくるその人。


 怖くて反射的に目を瞑ると、何かを弾くような音が聞こえた。


 それと同時に、私の手足につけられていた輪っかが消える。


 あれ……?


「これは必要ないと言っただろ。勝手なことをするな」


 手首と足首にあった圧迫感がなくなり、体が自由になる。


 外して、くれた……?


「勝手に外さないでください。鈴蘭様のために必要なことだと何度言えば――」


「黙れ」