妖精族の契約……簡単に言えば、従属の契約だ。使い魔との契約とも近い。
愛した相手を言いなりにできる……一方的な愛の誓い。
その契約は、永遠に有効で、二度と解除することができない。
……契約を結べば、他者は関与できない。
契約を結ぶには儀式が必要で、その契約者と主人の血が必要らしい。
白神のことを夜明だと思っている今の鈴ちゃんなら……簡単にその契約を結んでしまいそうだ。
「正直……それを結ばれてしまったら終わりです」
身も心も、完全に白神のものになる。
いくら不可能なことはないと思われている夜明も、妖精の契約を壊すことはできないだろう。
「ですが、鈴蘭様は今こちら側にいます」
そうだね……何も、絶望ばかりじゃない。
愛した相手を言いなりにできる……一方的な愛の誓い。
その契約は、永遠に有効で、二度と解除することができない。
……契約を結べば、他者は関与できない。
契約を結ぶには儀式が必要で、その契約者と主人の血が必要らしい。
白神のことを夜明だと思っている今の鈴ちゃんなら……簡単にその契約を結んでしまいそうだ。
「正直……それを結ばれてしまったら終わりです」
身も心も、完全に白神のものになる。
いくら不可能なことはないと思われている夜明も、妖精の契約を壊すことはできないだろう。
「ですが、鈴蘭様は今こちら側にいます」
そうだね……何も、絶望ばかりじゃない。

