魔王子さま、ご執心!④ ~一途な魔王子さまは永遠の愛を誓う~

 扉を開けて、お屋敷の廊下を駆けていく。


「待て……! 逃がさない……!」


 後ろからルイスさんと、警備員のような人たちが追いかけてくるけど、逃げるために必死に走る。


 何がなんでも……ここから逃げるんだ。


 ルイスさんが言っていた契約がどんなものかわからないけど……それを結んだら、取り返しがつかなくなるような気がした。


 角を曲がった時、息を飲んで立ち止まる。


 行き止まりだ……。


 どうしよう……ここで捕まったら……また……。


 意識がはっきりしている今、ここから抜けださないと、同じことの繰り返しになる。


 私に、唯一残された道は……。


 近くの窓から顔を出して、下を見る。


 数日前も……こんなことがあった気がするな。