はっきりとそう言えば、目の前にある顔が歪んだ。
「……何?」
長い夢を見ていた気がする。
でもこれが夢じゃないってことも、すっきりとした頭の中で理解していた。
「あなたは、夜明さんじゃないです――ルイスさん」
「……っ」
夜明さんの記憶は曖昧なまま。だけど……この人は夜明さんじゃない。
それだけは、はっきりと言えた。
「何を言ってるんだ……俺は……」
「ルイスさん、私は――」
「やめろ、鈴蘭。俺は夜明だ」
言い聞かせるように、そう言ってくるルイスさん。
「お前は……今から俺のものになるんだ」
違う……。
「なりません」
逃げなきゃっ……。
ルイスさんの手を振り払って、走りだした。
「……何?」
長い夢を見ていた気がする。
でもこれが夢じゃないってことも、すっきりとした頭の中で理解していた。
「あなたは、夜明さんじゃないです――ルイスさん」
「……っ」
夜明さんの記憶は曖昧なまま。だけど……この人は夜明さんじゃない。
それだけは、はっきりと言えた。
「何を言ってるんだ……俺は……」
「ルイスさん、私は――」
「やめろ、鈴蘭。俺は夜明だ」
言い聞かせるように、そう言ってくるルイスさん。
「お前は……今から俺のものになるんだ」
違う……。
「なりません」
逃げなきゃっ……。
ルイスさんの手を振り払って、走りだした。

