鈴ちゃんにとって今ここにいる本物の「夜明」は、ただの知らない人なんだろう。
夜明の表情が、さらに陰ったのがわかった。
ショックを受けるのも当然だ。
それに……現状、解除する方法がないって言われたんだから……なおさら。
「……いいえ、この人は夜明です」
竜牙くんは言い聞かせるように、鈴ちゃんにそう伝えた。
「鈴蘭様、落ち着いて聞いてください。あなたは、妖術をかけられています」
「え……?」
「今あなたの目の前にいるのが、本物の黒闇神夜明です」
全部伝えるのか……。ここは一旦、竜牙くんに任せよう。
「あなたが夜明だと思っている人物は、白神ルイスです」
「そ、そんな……」
夜明の表情が、さらに陰ったのがわかった。
ショックを受けるのも当然だ。
それに……現状、解除する方法がないって言われたんだから……なおさら。
「……いいえ、この人は夜明です」
竜牙くんは言い聞かせるように、鈴ちゃんにそう伝えた。
「鈴蘭様、落ち着いて聞いてください。あなたは、妖術をかけられています」
「え……?」
「今あなたの目の前にいるのが、本物の黒闇神夜明です」
全部伝えるのか……。ここは一旦、竜牙くんに任せよう。
「あなたが夜明だと思っている人物は、白神ルイスです」
「そ、そんな……」

