魔王子さま、ご執心!④ ~一途な魔王子さまは永遠の愛を誓う~

「鈴蘭? どうした……?」


「あ、頭が……」


「また痛むのか?」


 両手で押さえながら耐えていると、私の頭をそっと撫でた夜明さん。


「大丈夫だ、余計なことは考えなくていい。俺と幸せになることだけ考えればいい」


 余計なこと……。


「すまない鈴蘭、時間がないんだ。もう一度、始めるぞ」


「は、はい……」


「今は痛みは我慢してくれ。お前ならできる」


 夜明さんは……そんなこと、言わなかったのに……。


 目の前の……。
『鈴蘭、平気か? どこか痛いところはないか?』


 夜明さんらしくない言葉……。
『困ったことがあれば、なんでも俺に言うんだぞ』
『お前のことは……俺が守る』


 目の、前……?
『俺はお前さえいればそれでいい』