魔王子さま、ご執心!④ ~一途な魔王子さまは永遠の愛を誓う~

 ち、血の献呈……?


「鈴蘭……少しだけ血が必要なんだ。ほんの少し痛むが、我慢してくれ」


 血が必要って……なんだか、少し怖くなってきた……。


 でも、契約を結ぶために、必要なことなんだよね……。


 夜明さんは、私が怖がるようなことはしないから……信じて委ねよう。


 そっと手を差しだすと、夜明さんは小さなナイフを私の指先にそっと当てた。


 本当に少しだけ切れて、ぽたりと銀色の器に血が垂れる。


 このくらいの痛みなら、全然平気だ。


 夜明さんも、指先を少し切って、器に血を垂らした。


 私と夜明さんの血が混ざって、どちらのものかわからなくなる。


 器の中央にある石が、突然輝き始めた。


 すごい……。


 血に反応したのかな……?