魔王子さま、ご執心!④ ~一途な魔王子さまは永遠の愛を誓う~

「……どうしてそんなことを言うんだ?」


 眉をひそめて、声のトーンが低くなった夜明さんにびくりと肩が跳ね上がった。


 夜明さん……?


 もしかして……怒ってる……?


「まさか、俺と契約をするのが嫌なのか?」


 ど、どうしよう……気を悪くさせてしまった……。


 夜明さんがこんなふうに怒るなんて、初めてだ……。


「ち、違います……! ただ、今日は少し……気分が……」


「俺は一刻も早く、鈴蘭と契約を結びたいんだ。約束が欲しい」


 夜明さん……。


「頼む。俺の気持ちを尊重してくれ」


 そんなに、不安なのかな……。


 夜明さんがここまで不安がっているのに……これ以上わがままは言えないよね。