「鈴蘭様、いくつか確認をさせてください」
夜明に代わって、竜牙くんが鈴ちゃんに詰め寄っている。
「私のことはわかりますか?」
「え? は、はい」
「なら、夜明のことは?」
「夜明さんのことはもちろん……! で、でも……私の知ってる夜明さんは……」
鈴ちゃんが、困ったように視線を下げた。
「この人では、ありません……」
完全に、記憶がなくなってるのか……。
いやでも、夜明以外の記憶はそのままみたいだし……ここが夜明の家だってことも理解しているように見える。
白神のことを夜明だと思っているみたいだけど、夜明のことを白神と思ってるわけではないんだな……。
夜明に代わって、竜牙くんが鈴ちゃんに詰め寄っている。
「私のことはわかりますか?」
「え? は、はい」
「なら、夜明のことは?」
「夜明さんのことはもちろん……! で、でも……私の知ってる夜明さんは……」
鈴ちゃんが、困ったように視線を下げた。
「この人では、ありません……」
完全に、記憶がなくなってるのか……。
いやでも、夜明以外の記憶はそのままみたいだし……ここが夜明の家だってことも理解しているように見える。
白神のことを夜明だと思っているみたいだけど、夜明のことを白神と思ってるわけではないんだな……。

