魔王子さま、ご執心!④ ~一途な魔王子さまは永遠の愛を誓う~

「早くしないと、取り返しがつかなくなりますよ? あなたが一番わかってるでしょう?」


 優位に立っている双葉星蘭が、俺を煽るように微笑んでいる。


「そうだな……鈴蘭を救うには、お前の言うことを聞くしか……」


 耐えられなくなって、口もとを覆うように手で押さえた。


「ふっ……」


 ……もういいか。


「俺に演技は無理らしい」


「……え?」


 双葉星蘭が、顔色を変えた。


 何を言っているんだと言わんばかりの表情で、目を見開いて俺を見ている。


 こいつ……ただの人間の分際で、よく俺に交渉しようなんて思ったな。


「おい、拘束しろ」


 周りのSPが、双葉星蘭を捕らえた。