魔王子さま、ご執心!④ ~一途な魔王子さまは永遠の愛を誓う~

 白神に鈴蘭を奪わせて、俺に取引を持ちかける。


 問題は……こいつが何を提示してくるか。


「その代わり……条件があります」


 双葉星蘭は、俺をじっと見ながら……にこりと効果音がつきそうな不気味な笑みを浮かべた。


「鈴蘭との婚約を破棄して……あたしをあなたの婚約者にして」


「…………」


「あたしの名前も公表して、正式に婚約を結んだら……鈴蘭の居場所と妖術師の居場所を教えてあげます」


「…………」


「あたしと結婚した後は、鈴蘭を愛人にしてもかまいませんから」


 こいつが欲しいのは……黒闇神という肩書き。


 とことん、鈴蘭より上でなければ気に入らないらしい。


 こいつは、鈴蘭を不幸にすることしか頭にないのか。