魔王子さま、ご執心!④ ~一途な魔王子さまは永遠の愛を誓う~

 その願いは、みんな一緒なはずだ。


「白神には渡さない。あいつは鈴ちゃんを幸せにできないから」


「夜明ならできると思っているんですか?」


 私の質問に、百虎はにっこりと笑った。


「もちろん」


 そうだな……。


 私も、そこは信じてるよ。


 夜明は……横暴で、いいかげんで、自分勝手で、鈴蘭様がいなければどうしようもない男だけど……鈴蘭様を誰よりも幸せにしてくれるはずだ。


 だから私も……この気持ちに蓋をして、生涯ふたりを見守っていたい。


 それだけで、十分だ。


「じゃあ、無駄話はこのくらいにしようか」


 それほど時間は経っていなかったが、確かにこれ以上じっとしているわけにはいかない。