魔王子さま、ご執心!④ ~一途な魔王子さまは永遠の愛を誓う~

「大丈夫ですよ。あいつも頭が冷えたでしょう」


「……うん、そうだといいね」


 あいつだって、寝る間も惜しんで鈴蘭様を探している。きっとまた捜索に向かったはずだ。


「でも……ここまで手がかりがないと、焦る気持ちもわかるよ」


「そうですね。一刻も早く、鈴蘭様を取り戻さないと……」


 契約を結ばれてしまったら、終わりだ。


「彼女が逃げたのは……私の責任でもありますしね」


「え?」


 私の言葉に、百虎が目を見開いた。


「多分、私が焦って、鈴蘭様を不用意に怯えさせてしまったんでしょう」


 最近の鈴蘭様の私を見る目は、いつだって怯えていた。