「竜牙くん、わかってないけど……お前だって相当頭に血が上ってる。冷静になれ」
私、が……?
……そうか。
百虎に言われて、初めて気づいた。
夜明と同じくらい、自分も平静を保てていなかったことに。
「夜明、お前が今することは、鈴ちゃんがいなくなったって絶望して、暴れること?」
私の肩から手を退けて、百虎が夜明のほうを見た。
いつもとは違う口調と声色。
百虎が怒っているところなんて、初めて見る。
「しっかりしろよ」
低い声に、私も少し冷静になった。
「鈴ちゃんを救う。目的はそれだけだ。見失うな」
……本当だ。
鈴蘭様を奪われたという、白神への怒りで……我を見失っていた。
夜明も、私も……。
私、が……?
……そうか。
百虎に言われて、初めて気づいた。
夜明と同じくらい、自分も平静を保てていなかったことに。
「夜明、お前が今することは、鈴ちゃんがいなくなったって絶望して、暴れること?」
私の肩から手を退けて、百虎が夜明のほうを見た。
いつもとは違う口調と声色。
百虎が怒っているところなんて、初めて見る。
「しっかりしろよ」
低い声に、私も少し冷静になった。
「鈴ちゃんを救う。目的はそれだけだ。見失うな」
……本当だ。
鈴蘭様を奪われたという、白神への怒りで……我を見失っていた。
夜明も、私も……。

