魔王子さま、ご執心!④ ~一途な魔王子さまは永遠の愛を誓う~

 鈴蘭様と出会って、ようやく人間らしさが出てきたと思っていたのに……。


「できれば……もう会いたくなかった」


「…………」


 無反応か……。


 呆れてため息をついた時、開いたままの扉から百虎が入ってきた。


「竜牙くん、何か情報は手に入った?」


「いえ、不発でした」


「そっか……」


 その様子だと、百虎のほうは手がかりはなかったようだ。


「今から夜明を黒闇神家に連れ戻します」


「え?」


「このままでは……周囲にまで危害が及びますから」


 さっき……本気で生徒たちを燃やそうとしていた。


 このまま放置していたら……本当に死人が出るかもしれない。


 今の夜明は……自分の能力をコントロールしきれていなかった。