魔王子さま、ご執心!④ ~一途な魔王子さまは永遠の愛を誓う~

 まるで人形のように返事をして、言われるがまま部屋から飛びだしていった生徒たち。


 私の能力は、“服従”。


 相手を自分の言葉通り、操ることができる。


 やつらは私の命令に対して返事をしたため、この一連の件について他言することはできない。


 従者が服従の能力を持っているというのも、おかしな話だが……ある程度の愚行ならもみ消せる。


 やつらが出ていった方向を見て、立ち尽くしている夜明。


 その目は、光を宿しておらず……私は夜明の姿に、懐かしさを感じた。


「……久しぶりな気がします。その顔をしている夜明と会うのは」


 昔……鈴蘭様と出会う前は、いつもこんなふうに、魂の抜けたような顔をしていた。