魔王子さま、ご執心!④ ~一途な魔王子さまは永遠の愛を誓う~

「ルイス様は秘密主義な方なので、本当に何も……」


 夜明が、ひと言ずつ証言している生徒たちを、静かに見つめていた。


「……ちっ」


 どうやら嘘を言っているわけではないらしく、夜明もこれ以上情報は引きだせないと判断したらしい。


 この場から立ち去る……と思ったが、あろうことか、夜明はその手に炎を燃やした。


「……っ、夜明! やめなさい!!」


 生徒たちに放つつもりなのか、すんでのところで夜明を止める。


「白神の手下なんて、どうなってもいいだろう」


 くそ……もう、手に負えない……。


 俺は怯えている生徒たちを見て、自分の能力を発動させた。


「もう行きなさい。解放してやるから、このことは他言無用で。わかったな?」


「……はい」