魔王子さま、ご執心!④ ~一途な魔王子さまは永遠の愛を誓う~

「契約? それなら、この前も……」


「え?」


 この前……?


「夜明さんが、結んでくれた契約です。私が助けを求めたら、夜明さんに届くって……」


 知らなかった……そんな契約を結んでいたのか。


 今聞いておいて、よかった。


 まあ、関係はないだろう。


 鈴蘭は今、“黒闇神夜明”と一緒にいると思い込んでいるんだから、本当の黒闇神に助けを求めるような状況ではない。


「この前とは……また違う契約だ」


 そんな曖昧な契約より……もっと強固で、確実なもの。


「俺と……結んでくれるか?」


「もちろんです。夜明さんとずっと一緒にいれるなら……どんな契約だって結びます」


 純粋な鈴蘭は、疑うことを知らないようなまっすぐな目で俺を見ていた。