戦国武将織田信長の不器用な恋

それから信長が怪我をしたと情報が入った。

「お館様が怪我をされました」

「それで、大事はないか」

戦場から情報を伝えにきた家臣に詰め寄ったのは秀吉だった。

「マミ様に来て手当てをして頂きたいとのことです」

私に……

「他には指示はないか」

「ありません」

「私、行きます」

マミは家臣と共に戦場に向かった。

「信長様、信長様」

マミは慌てて、信長の元に急いだ。

そこには怪我ひとつしていない信長がにっこり微笑んでいた。

「きたな」

「どう言うことですか」

「そろそろ戦も我が軍の圧勝で幕を閉じる、俺は無傷だ、大事ない、
マミに会いたくなったのだ」

マミは目に涙をいっぱい溜めて、信長を睨んだ。

「どうしたのだ、俺は元気だ」