ダブル シークレットベビー ~御曹司の献身~

「『子どもはイカ腹が可愛いですよね~。
 イカ腹、短足が可愛いですよ~』
とお前の姉が言うから、

『短足でいいのか?』
と訊いたら、

『いやー、今は短くてもいいですよー。
 いずれ、足、長くなると思うんで。

 父親が……』
とあいつは言いかけた。

 日向の父親、足が長かったんだな。

 もういっそ、堀様が父親なんじゃないのか?」
と細くて長い堀貴之の足を思い浮かべるように、青葉は遠い目をする。

 姉っ。
 何故、そこで昔の男の話を――っ。

 イカ腹以上にいい雰囲気になりそうにないうえに、とんでもない地雷だ。

「あいつ、今でも、自分を捨てた男が好きなんじゃないのか?」