ダブル シークレットベビー ~御曹司の献身~

 車があかりの実家に着くと、寿々花は家からもれる灯りを見つめ、日向の笑い声に耳を澄ませているようだった。

 ちょっと口元が笑ってるように見えるな、と思いながら、あかりは訊く。

「あの、なんで、うちで育てていいっておっしゃったんですか? 日向」

 今なら訊けそうな気がしたからだ。

「……真希絵さんたちを見てて、うちより、ここで育った方が日向がいい子に育ちそうだったからよ」

 そうだったんですか。

 でもあの、あなたが毛嫌いしている私もこの家で育った子なんですが、と思ったが。

 そこは突っ込まないでおいた。