「あかりさん、珈琲もう一杯。
 あとやっぱり、竜崎さんのあとでいいから、堀様のチケット占ってちょうだい」

 占いついでに嫁の手を竜崎さんが握ったり。

 その竜崎さんの後頭部を青葉が殴ったり。

 まあ、いろいろあるけれど。

 今日も嫁の店は賑やかで、繁盛しているようだった――。