「は?
なに、お前、恋占いとかやるの? カレン」
高校の帰り道。
いきなり占いの話をはじめた従姉妹のカレンに日向は言った。
「だって、私、いつもあんたと一緒なんで、他のイケメン寄ってこないのよ!」
「この間、沢田に言い寄られてたじゃん」
「沢田、イケメン!?」
「まあ、結構モテてるみたいだけど」
と言う日向に、カレンが言う。
「でも、日向が側にいたら、誰もイケメンに見えないんだけどっ?」
そのとき、扉の側にランプの飾ってある店から、怪しい呪文を唱えながら小学生たちが現れた。
「すいへーりーべー ぼくのふねー しゃらんら~」
カレンとふたり振り返りながら呟く。
「あれは役に立ったな」
「そうね」



