ダブル シークレットベビー ~御曹司の献身~

「あかり、俺が戻ってくる頃には、お前も青葉に飽きているだろうから。
 そのときには、俺に乗り換えろ」

「……お前、どうせ、休みには戻ってくるんだろ」
と言う青葉に大吾が言う。

「半年くらいしたら、戻ってくる。
 そのときには、青葉に飽きているだろうから……」

 いや、早すぎ、と苦笑いするあかりの後ろで、来斗とカンナが笑い、カウンターでは、孔子と穂月が揉めていた。

「あんた、筋肉描くの下手ね。
 あの人を見て描きなさいよ」
と穂月が大吾を指差す。

「あの人を見て描いたわよっ。
 大学のブログで半裸だったからっ」

 ……いや、大吾さん、何故、大学のブログで半裸?

 なにかの調査風景だろうか……、と思いながら、あかりはみんなに言った。

「そういえば、今日、ビックリな発表があるんですよっ」

 その言葉に、みんなが振り向く。

 あかりは手を打ち、言った。

「なんとっ。
 いよいよ、自販機が店の前に設置されるんですっ」

「いやっ、籍入れたことを言えよっ」

 お前の喜びの順位がわからねえよっ、と青葉が叫ぶ。

「籍を入れたからには、いよいよ、私も姑ね」
と寿々花が張り切り、

 ……いや、前から相当な姑でしたよ、
とあかりと真希絵と幾夫は苦笑いした。