青葉が内装を変えた店内で、青葉が語る。 「また、思い出したんだ、フィンランドの記憶。 いつだったか、あかりが寝言で、 「このあと、すぐっ!」 って叫んで。 俺は、このあと、なにがはじまるのかと、しばらく起きて待ってたよ」 あかり、と青葉があかりの手を取る。 「俺は、こうして、ひとつずつ、お前との記憶を取り戻していくんだろうな」 だが、そんな青葉に大吾が言う。 「いや、必要か? その記憶」 大吾の親が言う通り、あてにならなかった大吾は、カイロの大学に招かれ、向こうに行くことになった。