「そういえば、いつだっか、メールを送ったあと、スマホを耳に当てていた。
電話をかけたつもりだったのか……?」
「それ、この間、あったことですよね……?」
やっぱり思い出してないんじゃないですか、と言うあかりに、しみじみと青葉が言う。
「いや、過去も現在も未来も、お前のやることに大差ない気がしてな」
大丈夫だ、どんなお前でも愛してる――
と手を握ってくるので、
いや、ハンドルから手を離さないでくださいよ、と思いながら、あかりは言った。
「……滋子さん、ずっと言ってましたけどね。
甘味処の相席には気をつけてって。
私の場合は、『運転の危ない人には気をつけて』でしたね。
あと、『しょっちゅう記憶なくす人にも気をつけて』」
「いや、だから、どの事故も俺のせいじゃないからなーっ」
と青葉は叫んでいた。
電話をかけたつもりだったのか……?」
「それ、この間、あったことですよね……?」
やっぱり思い出してないんじゃないですか、と言うあかりに、しみじみと青葉が言う。
「いや、過去も現在も未来も、お前のやることに大差ない気がしてな」
大丈夫だ、どんなお前でも愛してる――
と手を握ってくるので、
いや、ハンドルから手を離さないでくださいよ、と思いながら、あかりは言った。
「……滋子さん、ずっと言ってましたけどね。
甘味処の相席には気をつけてって。
私の場合は、『運転の危ない人には気をつけて』でしたね。
あと、『しょっちゅう記憶なくす人にも気をつけて』」
「いや、だから、どの事故も俺のせいじゃないからなーっ」
と青葉は叫んでいた。



