陽平は一族を捨てて、滋子と一緒になることはできなかった。
ずっと一族を守れと育てられていたからというのもあるだろうが。
滋子がそんな責任感のない振る舞いを許さなかったからだろう。
――おじいさまが自分のすべてを捨てて守った吾妻の一族を守ることが私の使命なのかもしれないけど……。
この人や、寿々花さんを巻き込めないな、とあかりは青葉を見る。
だって、青葉さんたちにとっては、私たちにとっての吾妻家のように、木南の家は大事なもののはずだから。
青葉がぼそりと言う。
「しかし、お前は永遠に綺麗だって、感動的なセリフだが。
お前のばあさん、ほんとに綺麗だから、ちょっと感動薄れるな」
確かに滋子は幾つになっても綺麗だ。
陽平と同じだ。
歳はとっても、何処か少年少女のようというか。
二人とも、心をまだ、あの甘味処に置き忘れてきたままだからなのかもしれない。
ずっと一族を守れと育てられていたからというのもあるだろうが。
滋子がそんな責任感のない振る舞いを許さなかったからだろう。
――おじいさまが自分のすべてを捨てて守った吾妻の一族を守ることが私の使命なのかもしれないけど……。
この人や、寿々花さんを巻き込めないな、とあかりは青葉を見る。
だって、青葉さんたちにとっては、私たちにとっての吾妻家のように、木南の家は大事なもののはずだから。
青葉がぼそりと言う。
「しかし、お前は永遠に綺麗だって、感動的なセリフだが。
お前のばあさん、ほんとに綺麗だから、ちょっと感動薄れるな」
確かに滋子は幾つになっても綺麗だ。
陽平と同じだ。
歳はとっても、何処か少年少女のようというか。
二人とも、心をまだ、あの甘味処に置き忘れてきたままだからなのかもしれない。



