ダブル シークレットベビー ~御曹司の献身~

 その様子に滋子が笑った。

「ずいぶんおばあさんになったから、ビックリしましたか?
 もう長い間会ってませんからね。

 いや、あなたは、なにもかも調べているようだから、今の私のこともご存知ですよね」

 だが、陽平は滋子を見つめたまま言う。

「……いや、お前のことは知らなかった。
 お前のことだけ、報告させなかった。

 姿を見たら、話を聞いたら、会いたくなるから……」

 滋子は黙って、陽平を見つめていた。

「……おばあさんになんてなってないよ。
 お前は永遠に綺麗だ」

 滋子はちょっと笑い、
「口説き文句も昔のままですね」
と言った。