ダブル シークレットベビー ~御曹司の献身~

 陽平は、日向の頭を撫でたあとで言う。

「うん?
 ばあばに英語を習ってたのか?

 真希絵が面倒を見ていたのか」

 いえいえ、おじさま。
 日向はお母さんをばあばとは言わないですよ。

 そんなこと言ったら、殴り殺されますから、と思ったとき、日向を連れてきた使用人ににこやかに挨拶しながら、滋子(しげこ)が現れた。

「私ですよ、陽平さん。
 あかりには、ばあばとは呼ばせませんでしたけど。

 さすがにひ孫となると、観念しましてね」

 いつもきちんと着物を着ている滋子が現れた。

 陽平がそちらを見たまま、黙り込む。