ダブル シークレットベビー ~御曹司の献身~

 そこで、陽平が渋い顔をして言った。

「……だがまあ、日向を見てると、不安にはなるんだ。

 才知に()けすぎて怖いというか。

 我々に、あの子を教育できるだろうかと」

 その言葉に、あかりと青葉は目を見合わせて笑う。

「なにがおかしい」
と陽平に言われ、

「いえいえ、おじいさま。
 日向は賢くないこともないかもしれませんが。

 ……そんなに賢くはないですよ」
とあかりは言った。

「なんだと!?
 そんなことあるか、お前の子だぞ」

 横で青葉がぼそりと言う。

「……立派なジジ馬鹿で、大層なひいジジ馬鹿だな」

 そう罵りながらも、青葉は少し微笑ましげに陽平を見ていた。